【アラフォー向け】生活防衛費ってなに?いくら必要?
こんにちは〜
アラフォー×ワーママのいちゃるです
ワーママが人生の角度を1°変えるのに役立つ情報を発信しています
会社の後輩が、生活防衛費がない状態で投資をはじめようとしていたので、「生活防衛費」について記事にしておきます!
生活防衛費がない投資、ダメ、絶対!
- 生活防衛費の詳細を知りたい
- 投資をしようとしている、投資を初心者、投資資金が少額
- お金の不安がある
- 投資前にいくら貯蓄が必要かわからない
- 投資をしようか迷っている
- 生活防衛費と意味、考え方がわかる
- いくら貯めてから投資すればよいか考えられるようになる
- 自身の家庭に合わせて生活防衛費を設定できる
- アセットアロケーションを作る時の参考にもなる
さっそくいきましょう!気軽に^^
生活防衛費ってなに?貯金との違いは?
生活防衛費の基本的な説明です
それはもうわかってるよ〜という方は、さらりと、かなりの斜め読みでスクロールしてくださいね
生活防衛費ってなに?
文字通りになってしまいますが、不測の事態の時に生活を防衛する(守る)ための資金です
様々な理由で仕事がなくなったりした場合も、生きてるだけで、様々がお金がかかりますね
収入がなくなる = 来月から家賃が払えない、、!食費もない!
という状況ではもう、ものすごい不安を抱えながら明日の家賃とお米代を稼ぐ状況になります
大変、、、!
(そこまでの状況の方はこのサイトを見てるどころではないと思うのですが、)
実際に不測の事態が起きたときにいくら貯めておけばよいか?というのは、何もない通常運転の時に必要な考え方ですね
不測の事態に備えるのももちろんですが、お金の不安をなくすために生活防衛費について考えていきましょう!
生活防衛費と貯金は何が違うの?
結論からいうと、貯めておくお金の目的が違う、生活防衛費は貯めても使わないということです
自分のもとに入ってきた収入から貯めたお金という点は一緒です
ザックリと図にしてみると、こんな感じです
不測の事態という、のっぴきならない状況に備えるために、貯蓄とわけて考えるということですね
備えあれば憂いなし、です
給与口座や、その他出入りが激しい口座に入れておくと、「〇〇円あったはず」になってしまうので、(ずぼらなわたしだけではないはずw)
分けておくほうが心もお金も安全・安心ですね
アラフォーはいくら必要?注意する費用は?
生活防衛費をいくら備えたらいいか、これはとても大切な問題で、
お金において大切な問題というのは、だいたいオーダーメイドで考えるほうが安全です
アラフォー・ワーママ応援サイトですので、ここではその視点から、注意が必要なお金を考えていきたいと思います
アラフォーは、いわゆるお金が貯まりにくいフェーズと言われます。教育費、住宅ローンなど、支出が多くなる方が多いからですね
生活防衛費も必然的に高く見積もらざるを得ないですが、バランスも大切!
これらはアンバランスでは?という視点を持ってみる(ちょっと極端ですがw)
- 収入はなくなったけど、ベンツのローンを支払い続ける
- 収入はなくなったけど、高い家賃を払い続ける
- 収入はなくなったけど、毎月外食に3万円使い続ける
- 収入はなくなったけど、保険は見直さない
- 収入はなくなったけど、サブスクは解約しない
いざという時は、〇〇は手放す!などの潔い線引をしておくことも、どんな時も幸せに暮らす発想の1つかもしれないですね
生活防衛費に影響する費用の項目を先に目を通しておきましょう!
家計簿をつけて家計の改善済みという方は、斜め読みです!
- 将来の教育費
- 必要な大きな金額が貯まっていない場合は、生活防衛費を多めに見積もっておく方が安心。収入が下がる可能性がある場合などに備えて、ですね
- 大学費用などすぐに用意できない金額が貯まっているか、いつまでに貯めるかなどの予定(月々3万円は将来の教育費!など)を見えるようにしておくと金額の設定がしやすい
- 今の教育費
- 保育園代や、小学校の給食費など
- 必要最低限に入るかどうかは別として、習い事を続けさせてあげたい場合は、入れましょう
- 子どもの服や靴など、予定外で必要になることもでてくるので月5,000円〜1万円+で考えておけるといいですね(普段の家計も)
- 住宅ローン(賃貸の場合も、引っ越しが難しい場合は含まれます)
- 支払わないという選択肢がないお金ですね、漏れぬように管理費・修繕積立金も含めて計算します
- 金利が上がる可能性もあるので、収入源が1つなどの家計は、5千円〜1万円など金額先行でもいいので上乗せしておくと安心ですね
- 収入源の数
- 家計を支える収入源が3つ(夫・妻・副業など)と、1つ(夫)の場合は、3つの方が、不測の事態も総合的な収入が下がる率が低いです
- 働き方
- 会社員か、自営業かでも安定度が変わりますね。一般的には、会社員の方が安定しているので、自営業のほうが生活防衛費は多く考えるほうが安心です
- 貯金金額
- 生活防衛費を分けてないという前提ですが、今ある貯金で生活防衛費を準備できるかどうか、で今後の戦略がかわりますね
- 保険
- 払えない場合、解約が必要。月払いの場合はその金額を、年払いの場合は分割した金額を盛り込みましょう
- 多額の保険(月に均して1万円以上とか)入っている場合は、見直すことで生活防衛費の金額は下がる可能性は高いです
- 車
- 駐車場・ガソリン・税金・車検など、毎月、毎年かかる費用を月割りでもいいので盛り込むとより安心
- 環境によりますが、普段乗らないのなら、いざという時は手放すという考え方もありですね
- 生活インフラ
- インターネット回線、携帯電話代、光熱費、食費、日用品、など最低限必要な費用
- インターネット回線は、いざという時は解約して、携帯のデザリングという方法も取れますね
- 携帯電話は、格安SIMに乗換えると考えると、約月3千円です(今から乗換えましょう)
- その他
- 我が家はこんな費用も必要!という費用は入れる必要がありますね
- 両親への援助が必要、その他ローンを組んでいる、など
生活防衛費って何ヶ月分?パターンを分けて考えてみる
生活防衛費をパターン的に考えてみましょう。あくまで一例になりますが、考える時のヒントにしていただければと思います
先に目安を伝えるとこうなります
- 夫婦 = 生活費の半年分〜
- 子どもがいる = 生活費の1年分〜
- ひとり暮らし = 生活費の半年分〜
どのパターンでも、次の項目が、金額を判断する大きな要素になります
- 世帯の収入源の数
- 月々の生活費の支出(年払いのものは月に均す)
パターンとしては、以下にわけてみます
- 夫婦のみの家庭
- 子どもがいる家庭
- ひとり暮らし
夫婦のみの家庭
重要ポイントを把握しましょう
- 家庭の収入源の数
- 月々の生活費(保険なども含む)
では、ザックリと金額を当てはめてみます。一例なので、金額の高い低いはちょっと無視して、金額を同じように当てはめてみてくださいね
- 収入源の数は2本
- 夫 会社員 手取り年収:500万
- 妻 会社員 手取り年収:250万
- 住居ローン 150,000円(管理費など含む)
- 月々の生活費 130,000円(保険、食費、光熱費など住宅以外のすべて)
- 月の合計支出:280,000円
では、月の支出を設定したので、POINTを整理してみましょう!
生活防衛費 6ヶ月分〜が目安
収入源が1つで、収入源を増やせない場合は、1年分〜が目安ですね
- 住宅ローンがあるので、6ヶ月を目安
- 転職が難しくなる40代とはいえ、需要のある職種であれば転職がスムーズな場合もあるので、職種にもよるかもしれませんね
- 夫、妻ともに会社員なので、どちらも近しいタイミングで職を失う可能性は少ないと考えられる
- 月の合計支出が、妻の給料で賄えるのであれば、最低3ヶ月分あれば、生きていけますが、設定では、妻の給与だけでは毎月足りません
- 妻の給与が設定の内訳を平均166,000円/月、賞与500,000円/年としてみます
- 賞与に頼らずに考えると、120,000円ほど不足する計算
- 月々の支出 280,000円×生活防衛費として6ヶ月分=1,680,000円
- 夫の収入がなくなった場合、生活防衛費1,680,000円÷妻の給与以外に必要な生活費120,000円=14ヶ月
- つまり、14ヶ月は妻の給与と生活防衛費で暮らせる、と考えることもできる
- この期間は貯蓄ができなくなるので、14ヶ月働かなくてよい、という考えだと、その後が危ないですが
- のっぴきならない状態になったときに、14ヶ月はなんとかなる、と考えるとアラフォーにとっては安心ですね。ホ
- 再就職が難しい職種、または病気などになった場合に備えて、生活費を下げていくと、さらに安心感が増す、または生活防衛費も下げられてハードルが低くなりますね!
子どもがいる家庭
次に子どもがいる家庭です
重要ポイントを把握しましょう!
- 家庭の収入源の数
- 月々の生活費(保険なども含む)
- こどもの年齢
- 将来の教育費を目的とした金額と、今の貯蓄
では、ザックリと金額を当てはめてみます。一例なので、金額の高い低いはちょっと無視して、金額を同じように当てはめてみてくださいね
- 収入源の数は2本
- 夫 会社員 手取り年収:600万
- 妻 会社員 手取り年収:300万
- 住居ローン 150,000円(管理費など含む)
- 月々の生活費 180,000円(保険、食費、光熱費、子ども費など住宅以外のすべて)
- 月の合計支出:330,000円
では、POINTを整理してみましょう!
生活防衛費 1年分〜が目安
収入源が1つで、収入源が増やせない場合、フリーランスの場合は2年分〜が目安
- 住宅ローンがある、子どもの養育費、という点で1年分〜を目安に
- 夫、妻ともに会社員なので、近しいタイミングで仕事を失う可能性は低いと考えられるが、支出が多い
- 妻の給与が208,333円/月、賞与500,000円/年と設定してみます
- 夫の収入がなくなった時に、122,000円ほど不足する
- もし病気などで職を失った場合、妻がワンオペで仕事と育児をする可能性がある
- その場合、お弁当を買うようになる、時間がない上に小さい子どもと一緒なのでタクシーに乗る回数が増える、などは想定されます。なので、有事の時は大人のみのときよりも多いと捉えます
- 支出が少ない場合も、1年分は目安にすることがオススメです
- 子どもの保育料は計算がわかりにくい(爆)今の金額の2万円UPする可能性は認識しよう
- 3歳未満の子どもがいて、東京以外に住んでいる方は特に重要(23区のほうが安い傾向があります。2023年時点)1人目で3万円前後〜7万円程度まで開きがあります。まだ通ってない場合は、市区町村で確認しましょう
- 育休から復職して、再度育休にはいってとなると、いつの所得割課税額から算出すればいいのか、など調べることがとても多い
- 管理人の場合、保育料が上がる→下がる→大きく上がると上下しました。金額が減る可能性がないのであれば、多くの時間を割いて調べる労力を使うのは割が悪い(市区町村による計算が間違えていないという前提で)
- 小学生の場合は、習いごとなども含まれますが、公立で1人あたり3万円が平均ですね(出典:公益財団法人 生命保険文化センター)
- 将来の教育費は、貯まっていない場合は、それも生活防衛費に組み込もう
- 将来の教育費は、金額が多いので、日々の生活必須費と捉えて、生活防衛費にいれておくほうが無難です。必然的に生活防衛費が増えてしまいますが、今の子ども費が急遽増えることもあるので、組み込む方が安心です
- 月々の支出 330,000円×生活防衛費として1年分=3,960,000円
- 夫の収入がなくなった場合、生活防衛費3,960,000円÷妻の給与以外に必要な生活費122,000円=32ヶ月
- 妻の給与が5万円下がった場合、支出に対して172,000円が不足する
- 生活防衛費3,960,000÷172,000=23ヶ月
- つまり、夫の収入がなく、妻の給与が5万円下がった場合でも、23ヶ月は妻の給与と生活防衛費で暮らせる、と考えることもできる
- 夫の看病などで妻が仕事を辞めた場合、1年間で資金が尽きてしまいます。子どもがいるとすこし心許ないという面も。生活防衛費が2〜3年分程度まで貯めていけると、有事のときにも安心ですね
- または、無理のない範囲で副業を小さく始めておく、というのもいざという時に助かるかもしれません
ひとり暮らしの場合
次にひとり暮らしです
重要ポイントを把握しましょう!
- 収入金額
- 月々の生活費(保険なども含む)
では、ザックリと金額を当てはめてみます。一例なので、金額の高い低いはちょっと無視して、金額を同じように当てはめてみてくださいね
- 収入源の数は1本
- 給与 500万
- 住居 賃貸 100,000円(管理費など含む)
- 月々の生活費 130,000円(保険、食費、光熱費など住宅以外のすべて)
- 月の合計支出:230,000円
では、POINTを整理してみましょう!
生活防衛費 6ヶ月分〜
フリーランスの場合は1年分〜が目安
- 収入源が1つなので、支出は少なくても6ヶ月分〜用意するのが安心ですね
- 病気になった場合、収入がまったく途絶えるというところが重要ポイントですね
- 金額が高い保険は見直して、支出を下げておく
- 自身の価値観で生活を変更できるというメリットを最大限に活用しましょう
- 病気になった時のために収入が途絶えるから、親に迷惑をかけないように保険に入っておく、という同僚がいました。多額の保険に入るのであれば、その金額を貯蓄しておけば、それで賄える可能性も高いです。国民健康保険が実はしっかり使える制度だからですね。一度見直しを!
- 他の収入源を考えておく
- 収入源が1つ、そして育児などに時間を取られないと考えると、副業などの道を探って収入源を増やすことを考えておくことが有意義という考え方もあります
- ココナラ、クラウドワークス、ブログ、LINEスタンプなど小さく始められる副業も多いです
- 始めるときと稼げるようになるまでがとにかく億劫ですが、初めてみると経験値が増え、視野が広がるところがアラフォーのメリットです。飲みに行ったときの話題も増えますw
単純には当てはまらないところがあると思いますが、考え方としては、シンプルにしておくことで見直しも簡単です
月々の支出 × ◯ヶ月分です
支出は把握しておく必要がありますが、それは投資をするにも、安心のために生活防衛費をためるにも、まず必要な把握です
億劫だな、と思った瞬間に無心で手をつけましょうw
生活防衛費と投資、どちらが先?
考え方は三者三様あります
管理人としては、最低でも3ヶ月分は生活防衛費は貯めたほうが良いと思っています
- 生活防衛費がない状態で投資の損失が出たら、生活に支障が出る
- 自己都合の退職の場合、2ヶ月以上は無収入になる場合が多い
- お金を増やしたいのにお金を貯めない、というのは本末転倒の面が強い
- 最低限でもお金を貯めることができると、その過程が自信になる!
- 小さな自信を積み重ねる経験は、ワーママには特に有益!
今はごく少額で投資が始められます。それこそ、数百円とか、1,000円から始められます
なので、そういった、3分の1になっても笑える金額から始める、というのはアリだと思います(もちろん、損する可能性がありますので、生活防衛費がない状況で投資をはじめることを推奨しているわけではないです)
生活防衛費=手を付けないお金です
生活防衛費以上の貯蓄ある方も、置き場所と名前を分けることを考えて、実行してみてください。これがあると想像以上に”安心感”が違うからです
投資をする上でも、生きていく上でも”最低限○ヶ月暮らしていける”という安心感は、思っているより大きいです
そして、投資の”値動きに慣れる”という経験値を貯めていくことも考えると、最低限貯まった段階で、1,000円投資を始めるのは、考えてみる余地がありそうですね!
特に理解しておきたいポイント考えておきます
- 最低限の生活防衛費があれば、のっぴきならない状況に対処できる
- 投資でお金を増やすには、時間を味方につける必要がある
- 15年以上時間をかけると損する可能性はかなり低くなると一般的に言われます(商品選定を間違えない場合)
- 投資で生活費をまかなう!と考えるとのっぴきならないときに対処できないという現実を知っておこう
アラフォーは、投資で時間を味方につけるためには、時間をどう使うか、のバランスを考える必要がありますね
アラフォーは、投資で時間を味方につけるために、時間をどう使うか、のバランスを考える必要がありそうですね
コストを下げて、投資に費用をまわす
お金で時間を買う
う〜ん、バランスって大事!
まとめ│生活防衛費で備えて、安心してお金を増やそう!
生活防衛費の基本情報と、パターン別に生活防衛費の金額を想定してみました!
- 生活防衛費ってなに?
- 収入がなくなるなど、のっぴきならない状態の時に生活を守るお金
- 生活防衛費と貯金の違いは?
- 収入から貯蓄するという点は一緒
- 貯金とは目的が違う、生活防衛費は、有事の時以外使わないお金
- 誤って使わない、金額がわかりにくくならないように、口座をわけると安心
- アラフォーはいくら必要?
- 夫婦共働きの場合 6ヶ月分〜が目安
- 収入源が1つの場合、またはフリーランスの場合は1年分〜が目安
- 2つの収入源がある場合、少ない方で毎月の支出がどれだけ賄えるかが鍵
- 子どもがいる場合 1年分〜が目安
- 収入源が1つの場合、またはフリーランスの場合は2年分〜が目安
- 2つの収入源がある場合、少ない方で毎月の支出と教育費がどれだけ賄えるかが鍵
- ひとり暮らしの場合 6ヶ月〜が目安
- 収入源が1つの場合、またはフリーランスの場合は1年分〜が目安
- 時間を効果的に使って収入源をもうひとつ増やすということを考えるのも吉!
- 夫婦共働きの場合 6ヶ月分〜が目安
- 生活防衛費と投資はどっちが先?
- 最低限、3ヶ月は貯めてからでも遅くない
- 3ヶ月分貯まったら、ごく少額1,000円投資などなら、始める余地はある
- 最低限のお金を貯めて自信をつけて、投資を始めよう!
大げさに聞こえるかもしれませんが、時間とお金をどう使うか、とは突き詰めると、どう生きるかみたいなテーマです
必要な費用に優先順位をつけると、コストにメリハリがついて満足度があがります
そうすると、結果的に生活コストが下がって、我慢せずに生活防衛費が低くても生きていける、という循環がおきます
結果的に、なんと収入を増やすよりもずっと早く、お金の不安を減らせます
答えは、一般的な正解ではなくて、それぞれの中にありますね。そうゆうのって向き合うのがすごく大変に感じて、後回しにしがちです
ちょっと億劫だから、達成したら人生が少し開ける達成感を感じられます
アラフォー×ワーママのちいさな株では、ヒントとなる情報を引き続き発信していきたいと思います!
それでは〜っ!