「ほったらかし投資」公式本に学ぶ!アラフォーの投資にどう活かす?
こんにちは〜
アラフォー×ワーママのいちゃるです
アラフォー・ワーママへ向けて、人生の角度を1°変えるために役立つ情報を発信しています
今回は、「投資」が気になるけど勉強する時間がなかなか取れない!という方へ向けた記事です
今を忙しく生きるアラフォーに明確に資産形成の実践方法と、投資との向き合い方を示してくれる良書が「全面改定 第3版 ほったらかし投資術」です
「ほったらかし投資術」について、実際にアラフォーのわたしが、本書を3回以上読み込み、
”アラフォーが実践する投資”という切り口で学びとポイントをまとめていきます
これ1冊で、資産形成に必要な実践方法と、買う商品、その商品を選んだ根拠まで網羅されているので、読める方は実際に読むのがオススメです!
- 投資をはじめようか迷っている
- 投資をはじめる!と決めたものの、何を買っていいかわからない
- 投資をはじめているけど、今のままでいいのかわからない
- 投資の勉強する時間がない!
- ほったらかし投資が気になる!
「ほったらかし投資」という言葉が盛んに使われるようになりましたが、「山崎元」さんと「水無瀬ケンイチ」の共著である本書の第1版が最初です
今日ご紹介しているのは、「全面改定 第3版 ほったらかし投資術」(ほったらかし投資の公式本!)です!
それでは本題に!今日も気楽にいきましょう〜^^
ほったらかし投資の著書2人はどんな人?
著書のヤマゲンさんと水瀬さんをご存知の方は、スクロールしてすすんでくださいね
投資を調べていく中で、必ずと言っていいほど、漏れなくお名前を見かけるお二人ですが
僭越ながら、ご紹介させていただきます
愛称ヤマゲンさんですね
投資の本や発信などかなりの年数とボリュームがありますが、ポジショントークとならないよう、株はずっと持っていなかったんだとか!
そのポリシーを貫き通すところがむしろすごい
でも転職は12回!この世代の方にしては多い印象ですよね
投資についての知識や考え方はもちろんですが、
生きる柔軟さと芯の強さが、わたしにとってのヤマゲンさんの魅力です
スッキリして無駄がなく、ウィットに富む文章から、キチッと倹約!コツコツ!許容できるリスクの範囲で投資します、という印象を最初に持ちましたが
実は遠い過去には、会社のトイレで焦って株の売買をしていたこともあるんだとかw
水瀬さんのなんとも人間臭い一面を見て一気に親近感がわくと同時に、
「水瀬さんでもそうなるなら、、!」という自戒としています
(どんぶり勘定なわたしが同じことをしたらリアルに人生を滅ぼすという意味w)
サラリーマンの億り人!サラリーマンという共通点があるわたしにとっては、ある意味希望の人ですw
働きながらブログもほぼ毎日更新!頭が下がります、、!
そんな魅力とともに、投資の深い知識と経験を持っているお二人の共著です
「ほったらかし投資術」から学ぶアラフォー投資の学び5ポイント
では実際に、アラフォーのワーママとして学びになったことをまとめていきます
本書は、投資初心者が商品を選定し、投資の実行まで1冊でできる良書です
その中でも特に学びが深い!と感じたポイントがこちら
- 投資商品は「e MAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)」1本でよい
- 【納得して投資をする】腹落ちするまで三原則を理解すること
- バランスファンドではなく、無リスク資産・リスク資産で効率よくバランスをとる
- 投資はお金の不安を減らす術である!豊かな今を作るのは未来ではない
- S&P500と比較しても全世界ファンド1本でよし
では順に解説していきます
学びその1│投資商品は「e MAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)」1本でよい
本書では、資産形成のための投資は「本書で提示する商品1つだけを、コツコツと積み立てて購入していく」というやり方だけでOKだ、と伝えています
本書でオススメされている商品
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)(通称オルカン)
年齢・性別・住む場所、資産状況に関係なく、「投資するならこの商品1本だけを選べば良いよ」と提示してくれています
(買う方法も掲載されてます)
オルカン1本でよい理由①│コスト(手数料)が安い
理由の1つ目は、インデックス・ファンドを「買う〜売る」までにかかる主なコストの以下3つが安く設定されていることです
投資では、”手数料を払う分だけ資産は増えにくくなる”!
お金を損するな!が鉄の掟だよ
「e MAXIS Slimシリーズ」のコンセプトは「世界最低水準の最低コストを将来にわたってめざし続ける」です
なんとも個人投資家には嬉しい!人気な理由がわかりますね^^
- 【手数料1】購入時手数料
- SBI証券、楽天証券、マネックス証券で、e MAXIS Slim全世界株式を買う場合0円
- 【手数料2】信託報酬
- ファンド(商品)を保有している間、ずっとかかる手数料
- この手数料が高いと、資産が増えにくいので、とくに注意が必要
- 【手数料3】信託財産留保額
- そのファンド(商品)を解約するときにかかるコスト
- つまり、「e MAXIS Slim全世界株式」を保有している場合、売るときにかかるコスト
- インデックス・ファンドでは、かからないことが多い
オルカン1本でよい理由②│純資産総額が十分にある
「e MAXIS Slim全世界株式」の純資産総額は1,046,991,000,000円、一兆を超えています(2023年5月時点)
一般的に、投資信託は100億円の純資産があれば、運用の継続性は安心といわれています
純資産総額が少ないと、運用が困難になり繰上償還されてしまう場合があります
繰上償還とは、そのファンドの運用終了も意味しますので、わたしたちの意図しないタイミングで運用を終了させられてしまうことですね
時間を味方につけて、複利を利用して資産拡大することで資産を大きくしていきたいのに、
- また1から別商品を選定する必要がある
- 損失が出ていたら、損が確定してしまう、元本は保証されない
- 利益が出ていたら、予定していないタイミングで税金を払うことになる
- (NISAではなく、通常の場合は税金がかかりますね)
というように、残念な終わり方をしてしまいます
本書でオススメされている「e MAXIS Slim全世界株式」は、その純資産総額が十分にある、ということですね
オルカン1本でよい理由③│インデックスとの乖離が小さい
「e MAXIS Slim全世界株式」はインデックスとの乖離が小さい商品であることが3つ目の理由としてあげられています
インデックス・ファンドは、特定の指数(インデックス)に連動する運用です
上がる・下がるどちらにしても、インデックスから乖離が小さいファンド(商品)は、運用が優れている、ということです
インデックスよりも乖離して上がると、優秀なように一見感じますが、それは逆も然りで
大きく下がる方に乖離する可能性もあるということ、運用にちょっと心配があるということです
この面でみても、「e MAXIS Slim全世界株式」を推奨することができる、と本書ではいわれています
インデックスを上回ることを目指して運用するのは、アクティブファンドですね!
そして、多くのアクティブファンドは、インデックスファンドに勝てない、というのも1つの事実
学び その2│バランスファンドではなく、無リスク資産・リスク資産で効率よくバランスをとる
バランスファンドの説明が不要な方は、少し下へスクロールしてください
1つのファンド(商品)の中に「外国株式」「国内株式」「債券」「不動産」「金」などが組み入れられているファンド(商品)のこと
メリット│購入者が商品を1つ買うだけの手間で、債券や株式など資産の種類を分けることができる。常に資産の種類が、商品の中で決められた比率になるようにメンテナンスも自動で行ってくれるところ
デメリット│株式や債券などを単体で自分で買っていくよりも手数料が高くなる
本書にははっきりとこのように書いています
「初心者にはバランス・ファンドもお勧めです」と書いているようなお金の本は、たぶん著者自身が初心者並みの知識なのでしょう。
気持ちが良いほどの言い切りです
もう少し踏み込んでみましょう
バランスファンドの中で、資産をわけるということは、
- リスクがある資産の中で
- リスクが高いもの、低いものとわけて分散することで
- リスク(増減の振れ幅)をマイルドにする
と言い換えることができます
本書では、生活資金以外の運用資金をリスク資産と無リスク資産に分けると実践マニュアルに書いてあります
こんなイメージですね。バランスファンドは、黄色のリスク資産の中でリスク分散をしようとしている、ということですね
リスクを減らす必要があるのであれば、そもそもの投資する金額(リスク資産)を減らし、無リスク資産にしよう、と本書でいわれています
債券やゴールドもリスクはありますので以下のようになります
- リスクを減らすためにリスクのある資産を買う
- でも、リスクが低い = リターンも低い、そして手数料は高い
- つまり、リスクはなくならないのに、リターンが下がる
- = 資産形成の効率が落ちる
とどのつまり、
- 運用リスクを低くするためには、
- 無リスク資産とリスク資産の金額でバランスをとる方が効率的
- 運用商品の選択でリスク分散するのは非効率
ということですね
学び その3│【納得して投資をする】腹落ちするまで三原則を理解すること
投資で何年も生き残っている方々が言うことの一つに「納得して投資をすること」があります
投資の神様ウォーレン・バフェットも言っています
「リスクは、自分がやっていることを理解していないところから生じる」
納得して投資するということは、理解した上で、自分でその選択をしているという主体的な状態と言えますね
本書で伝えられている重要な三原則は、こちら
- 長期投資
- 分散投資
- 手数料の節約
みなさんが聞いたことがある三原則と同じですか?
管理人が聞いたことがある三原則は「長期・分散・積立」です
- 長い期間運用をする
- 15年以上だと、元本割れしにくいと言われています
- 分散させる(何かへの集中投資をさける)
- オルカンは全世界への分散投資ですね。まさに夜空の星をすべて買う、状態
- 毎月の積み立てなど、時間を分散して商品を購入していく
なぜ、積み立てではなくて、低コスト?
本書で低コストを伝えているのは、
確実に”損しない”、”投資効率を高くする”のが「低コスト」という条件だからです
本書で紹介されている「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」を含む、インデックスファンドの年利は、
だいたい年利3~7%と考えるのが妥当と言われてます
もちろん、上がったり下がったりするので、増減の振れ幅(投資リスク)自体はもっと大きいですね
期待するリターンを予測するときは、先進国のインデックスファンドで3~7%程度とみておこう、といわれてますね!
インデックスファンドを「買う→売却」までにかかるコストは、主にこの3つです
- 買う時にかかる手数料(買付手数料)
- 保有している間ずっとかかる手数料(信託報酬手数料)
- 売る時にかかる手数料(信託財産留保額)
それぞれの商品(ファンド)によって、設定金額が異なりますが、以下のようなイメージです
- 買う時:0〜3%
- 保有している間ずっと:0.05あたり〜3%
- 売るとき:0〜3%
あ、なんだ、消費税10%から比べたら安いじゃん!というのが投資初心者(わたし)の感覚でした
ところが、よくよく考えたら、年利3~7%のリターンを得たいのに、3%も手数料がかかってしまっては、利益が明らかに目減りしてしまいます、、!
100万円を40歳からそれぞれ以下の手数料(0.1%と2%)で20年間運用した場合、ちょっと笑えないくらい差がでます
ざっくり計算してみました
どちらも、実際に存在する手数料の利率ですね
手数料は、運用がうまくいかなくても確実に支払うお金です
なので、直接的に損をしないように低コストが大原則の1つになっている、ということですね!
投資の神様、ウォーレン・バフェットさんの名言はこちら
第1ルール:お金を損しないこと
第2ルール:第1ルールを忘れないこと
学び その4│投資はお金の不安を減らす術である!豊かな今を作るのは未来ではない
本書には、投資の実践方法やその根拠だけでなく、投資と人生のバランスにおいてとても深い学びがあります
本書の例はこちらです
2人がどちらも25歳で収入が500万だったとします
- Aさん
- FIREを目指して、若い頃から節約し、収入の半分を投資にまわし、18年(43歳)でFIRE
- 年間250万円で18年間生活してきた(遊びや自己投資代含む)
- Bさん
- 収入の20%を投資にまわし、年間400万円で生活している
本書でお二人は遠慮なくこんなことを仰ってます
端的に言って、FIREを目指したAさんは、老後の生活費とのバランスを取りながら支出と投資を配分したBさんよりも、43歳時点で、「より稼げない人」になっていたり、遠慮なく言うと「よりつまらない人」になっていたりするのではないでしょうか。
文字通り、遠慮のない言い切りですね。好きですw
投資をすることが目的になれば、極端にいうと
生活を切り詰め、旅行に行かず、家族と外食も控え、とにかく投資にお金をまわせば、FIREができるかもしれません
それと引き換えになるのが、家族との思い出や、友人との思い出、素敵な景色や、笑える失敗話だったりするわけです
引き換えとなる思い出は、「想像よりも得難いものである」、という人生の先輩の言葉ですね
わたしが65歳(定年)になると、子どもたちは、29歳・26歳です
確実に、抱っこしてお風呂に入ったり、水族館で泳ぐエイを見るだけでケタケタ笑ったりする年齢ではなくなり、それぞれの生活ができているでしょう
そう思うと、今の年齢の子どもたちと一緒に感じたり、体験できることをしたい、と
胸の奥がキュッとなるのは、きっとわたしだけではないですよね
そして、子どもたちの人生から見た、小さい頃の体験や、家族との思い出も同じ時間軸に存在しているんだな、と気付きました
子どもたちが親と一緒に何かを体験するチャンスは、決して自分の人生とは別次元にあるものではないのだ、、、と考えさせられました
本家のほったらかし投資術、奥が深いです、、、!
それと並行して、投資を手段としてお金の不安が減ると、こんな自由が獲得できる、とあります
- 給料が低くても、”好き”を理由に仕事を選べる
- 住む場所、人間関係、行きたいところなど自分の意思で決められる範囲が格段に広がる
「働かなければいけない」のと、「働かなくてもいいけど、働く」では気持ちにかなりの差があることは簡単に想像がつきますね
さらに、アラフォー・ワーママがインデックス投資をする日常のメリットもあります
- 積み立て設定が完了したら、基本的にあとは何もしなくて良い
投資のために、あれやこれやと時間を使わなくてよい!ということなんですね
これらを合わせて考えると、アラフォーの学びが見えてきます
学び その5│S&P500と比較しても全世界ファンド1本でよし
まず、S&P500と全世界インデックス・ファンドをざっくりお伝えしますね
知っている方はスクロールをお願いします
アメリカの代表的な株価指数の一つで、S&P500に連動するインデックスファンドのことを、「S&P500」と言うことが多いです
アメリカの証券取引所やNASDAQに上場している企業の選抜500社に投資できるような商品です
ものすごい人気です
言葉の通り、全世界の会社へ投資できるようなイメージの商品です
連動する指数は、MSCI ワールド・インデックスです(本書の商品の場合)
全世界とはいえ、約半分はアメリカの企業です
それほどアメリカの経済成長は大きい、ということですね
S&P500を買わずに何を買う?というほどの人気がある指数です
「投資初心者が1本だけファンドを買う」という本書の前提に基づくと、
- 現実にデータを見ると世界株の方がリスクが小さい
- 現実に世界株の方が分散投資の範囲が大きい
- 米国の機関投資家が過去数十年でグローバル運用に切り替えてきた
- 米国株だけに投資すると制度の変更や政治の変化など固有のリスクに集中投資することになる
などの理由から、「全世界インデックス・ファンド」がオススメ、ということですね
S&P500とオルカン、どっちがいいの?!としばしば目にします
実際に、わたしも「結局どっちを買えば、、?」となりました
これを比較してくれるのは、痒いところに手が届く投資実践本!!!ありがとう!!w
まとめ│「ほったらかし投資術」公式本で学び、投資を味方につけよう!
投資を味方につけて、「お金の不安から解放」され、「今しかできないことも楽しむ」ことで最大限人生を楽しみたいですね!
ほったらかし投資術は、それを根拠となる数字とともに提示してくれる強い味方です^^
アラフォーから始める投資には、「わからない」「老後の心配」などの理由から不安もありますが、本書を読むことでヒントが見えてきます!
最初から順に読まなくても、目次から気になるところを読んでいく、というWEBのような読み方でも理解を深めていける本です
通勤中などに読めそうな方はぜひ実際に読んでみてくださいね^^
それでは、また〜っ!